商品購入の検討で生じる悩みを解決し、
検討プロセスを前に進める。
コンテンツマーケティングの専門家がお客さま専属のチームを作り、戦略立案から実際に成果を出すための施策実行までをサポートするプランです。
アジタスは「記事コンテンツを量産して、検索流入増を狙う」コンテンツマーケティングにあまり関心を持っていません。私たちが注力するのは「商品購入の検討で生じる悩みを解決し、検討プロセスを前に進める」コンテンツマーケティングです。記事、ホワイトペーパー、セミナー、イベントを対象に、コンテンツを活用したマーケティングの運用プランを提案いたします。
なぜ必要か
社内のメンバーだけでコンテンツマーケティングに取り組むと、以下のような失敗に直面することがあるかもしれません。
専門的で独自性の高いコンテンツを制作できない | |
ネタ切れを起こし、継続的な運用ができなくなる | |
記事をたくさん作ってみたが、トラフィックが増えない、またはトラフィックは増えたが、商談に繋がらない |
アジタスの「コンテンツマーケティング運用プラン」をご活用いただくことで、コンテンツ制作、運用にまつわるさまざまなお悩みを解消することができます。
得られる成果
達成すべき目標によって、「コンテンツマーケティング」で得られる成果は変わります。
購買担当者のお悩みの解消
設備投資やシステム投資などのBtoBの購買活動は多くの場合、数年〜十数年に一度しか(購買)検討がなされません。購買担当者にとっては一度きりの体験であることが多く、そのため「その製品/サービスをどのように選ぶのが正解か、どんな競合製品/サービスと比較すべきか、どのような意思決定プロセスが必要なのか」などに頭を悩ませることになります。コンテンツによってこのような悩みを解消します。
信頼の獲得
検討担当者は検討プロセスの過程でさまざまな情報を収集しながら、自社に最適なベンダー選定を進めます。この過程で、自社の悩みを解決できるコンテンツに出合えれば、「これはまさに(悩んでいる)自分(自社)のためのコンテンツだ」と思うことでしょう。そのような出合いが繰り返されることによって、コンテンツの提供元に寄せる信頼感は少しずつ高まっていきます。
Webサイトのトラフィック増加
業務経験に基づく専門性および独自性のあるコンテンツの発信を強化していくと、結果的に検索エンジンや各種ソーシャルメディアからの流入が増えていき、Webサイトに多くのユーザーが訪れるようになります。
新規リードの獲得
Webサイトに訪れるユーザーの多くは商品やサービスの購入を検討していません。ただ、その中にも将来的に購入を検討する可能性が高い方や今まさに検討し始めたばかりの方が含まれます。そのような方に向けたコンテンツを用意することで、「未来のお客さま」候補となる新規リードを増やすことができます。
顧客ニーズの把握
Webサイトのトラフィックや新規リードの数が増えると、商談創出など営業上の効果があるのはもちろん、「どんな企業がどのコンテンツ群に興味を持っているのか」のデータが手に入り、まだ見つけられていない顧客ニーズの仮説を持てるようになります。大量のアクセスログや顧客データは、一朝一夕に手に入るものではないため、競合他社に対して大きな優位性を発揮できる「武器」になりえます。
4つのステップ
アジタスの「コンテンツマーケティング運用プラン」は4つのステップで構成されています。
1. 現状分析
調達・購買検討プロセスが複雑化する最近の企業に対し、提供者側が「一般的なマーケティング施策」を実施しても、ほとんど何の成果もあげられないでしょう。個別の状況に応じた「オーダーメイドのマーケティング・プラン」が求められるのが現実です。そのためアジタスでは「コンテンツマーケティング運用プラン」の最初のステップとして、現状分析、すなわち、お客さまの事業および、(お客さまの)既存/見込顧客の徹底的な理解に努めます。
事業理解
事業計画(資料)のインプット、事業責任者へのインタビューによってお客さまの事業構造を整理し直します。その過程でWebサイトや競合企業の調査も行います。
Webサイト調査
Webサイトのアクセス解析や検索クエリーのパフォーマンス分析。
競合調査
デスクトップリサーチを中心にお客さまの競合企業を調査します。
顧客理解
営業部門や既存/見込み客へのインタビューで(お客さまの)顧客の解像度を高めます。また、過去の受失注分析を通じて顧客をセグメント分類し、それらのセグメントごとに有効なマーケティング・メッセージを明らかにします。
2. 戦略立案
事業理解および顧客理解に基づいて、マーケティング・ターゲットを明確化し、マーケティング〜営業のプロセスを整理し直します。施策群の優先順位付け、KPI設定、スケジュール化も同時に行います。
ターゲット像の明確化
ターゲット像(=ペルソナ)の想定行動に合わせたタッチポイントの特定、マーケティング・メッセージのコンセプト設計、効果の算出を行います。いわゆる「カスタマージャーニーマップ」をご提示します。
KPI設定
プロジェクトの目的(KGI)を定め、タッチポイントごとに数値指標(KPI)を設定します。KPIとしては、Webサイトのセッション数、コンバージョン数、有効MQL数、商談数などを想定しています。
グランドスケジュール
KGI達成に寄与する具体的な施策を時系列に沿って整理し、プロジェクトの全体像を可視化します。
3. コンテンツマーケティング運用
戦略立案フェーズで設定したグランドスケジュールに基づき、Webサイトの具体的な改善施策を実行していきます。
Webサイト改善
受注に至るまでの「勝ちパターン」を定義し、Webサイトの導線やUIを改善します。たとえば、CTAエリアの見直し、フォームの改修などコンバージョンレート(CVR)に大きな影響を及ぼす施策を中心に改善策を提案します。必要に応じて、リニューアルの提案も差し上げます。
記事コンテンツ制作
設定したカスタマージャーニーに基づき、記事コンテンツを制作します。検索流入の増加を目的にしたもの、ソーシャルメディアや他社サイトで引用されることを目的としたもの、サイト内回遊を促すもの、メールマガジンの開封率向上を狙うもの、などなど。お客さまのマーケティング上の課題に応じて、企画に優先順位をつけながら制作します。
ホワイトペーパー、セミナーなどCV獲得コンテンツの制作
より深く情報収集をしたいお客さまに向けて「リッチな情報」を提供するには、ホワイトペーパーやセミナーが適しています。記事コンテンツとの連携を前提に、企画から提案いたします。
4. 施策の振り返り
戦略を立案しただけ……、施策を実施しただけ……では、マーケティング・プロジェクトを推進する意味がありません。施策の結果を振り返り、KPI達成状況が「未熟」である場合は、改善提案および改善施策を実施します。月に1回の定例会議を開催させていただき、主に以下の2つの観点で施策を振り返ります。
デジタルマーケティングの状況確認
Webサイトのアクセス解析
よく見られているコンテンツとその流入チャネル、フォームへの移行率や完了率などを見ながら、CVRを改善させるための施策をあらためて検討します。
コンテンツのパフォーマンス分析
検索結果ページで上位表示が実現できているキーワードの特定、検索流入後のユーザーのページ遷移状況を参考に、コンテンツのタイトルやリード、構成などを細かく見直します。
Web広告のパフォーマンス分析
広告クリエイティブごとのインプレッションやCPAを確認し、その成果を安定化させるクリエイティブの改善案を提案します。
獲得リード、商談状況の確認
「獲得したリードはあらかじめ設定した顧客像(ペルソナ)と近いものだったか?」「インサイドセールスから(フィールドセールスの)商談への移行率は想定した数値と乖離がなかったか?」などの観点で、施策のパフォーマンスを評価し、改善案を提示します。
コンテンツマーケティングの前提となる考え方
コンテンツマーケティングには、いくつかの前提となる考え方があります。アジタスのスタッフはこれらの前提を理解したうえで、さまざまなコンテンツを制作しています。
顧客(BtoB企業)は課題解決を目的に商品やサービスを購入する
「商品やサービスは課題を解決できるものである」というメッセージを発信しなければなりません。同時に投資対効果(ROI)の高い商品、サービスであることも強調する必要があります。
購入の意思決定は組織的に行われる
顧客(BtoB企業)の決裁フローを把握し、複数いる決裁者ごとに信頼感および納得感を伝達する必要があります。
コンテンツと営業担当者の役割は異なる
商品、サービスの強みや特徴のすべてをコンテンツで説明する必要はありません。営業担当者が口頭で補足する方が商談としては効果的である場合もあります。
検討期間が長い
BtoBビジネスにおいては、初回接触から購入まで、お客さまとの関係性を維持すること(「忘れさせないこと」)が重要。1つのコンテンツでお客さまを説得できるはずがありません。継続的に、最適なタイミングで複数のコンテンツを提供し続けるべきです。
コンテンツマーケティングのよくある勘違い
コンテンツマーケティングは記事を量産すればいい?
「新たにオウンドメディアを構築し、コンテンツマーケティングに取り組んでSEOによる流入数を増やそう」と記事を量産しても更新が続かない例がBtoB企業のWeb活用において多く見られます。オウンドメディアの流入数が増えたとしても売上につながった実感を得られず、継続する意味を見出せないためです。
オウンドメディアからの流入数が増えようともリード獲得につながらないと意味はなく、そして獲得したリードも商談、受注につながらない限り事業の拡大に繋がりません。
コンテンツマーケティングを進める際は、顧客像を正しく理解している人物がチームに在籍して、見込み顧客が読みたいと感じるリアルなコンテンツの制作に携われるかを重要ポイントとして捉えましょう。小手先のSEOライティングで流入を増やすことは、売上の拡大に寄与しません。